協議会設立まで

 日本の福祉・医療改革の大きな流れの中で、認知症高齢者対策は、遅ればせながらやっと日の目を見るようになってきました。その中での大きな柱が認知症高齢者グループホームです。
 厚生労働省は認知症高齢者の在宅ケアの一環として、グループホームを位置付けていますが、今後の認知症高齢者対策の要となる事は十分予測され、現在、府下にも次々とグループホームが設立されています。
 しかし、既存のグループホームにとっても、これから設立しようとする法人にとっても、介護保険制度における要介護認定や介護費用等、様々な課題があります。
 また、グループホーム相互の情報交換やケア手法の研究・研修による質の向上、いまだ周知度の低いグループホームを府民の皆様に理解・協力してもらうための広報活動、今後続々と設立されるであろうグループホームのケアサービスの質の向上のための協力やノウハウの提供、倫理要綱の設定など、取り組むべき課題が山積しています。
 これらの課題に対応するため、既存のグループホーム、設立準備中のグループホーム、グループホームに関心のある方々全てが大同団結し、課題解決に向けた取り組みを行う一方、広く行政や府民へ現状や課題を提議していくための組織が必要となりました。
 また同時に、各グループホームの安定や発展を組織的に推進し、それぞれの地域の中に良質なグループホームをひとつでも多く生み出していくための重要な「礎」が強く求められています。
 このような趣旨を基に、各グループホームが持つ独自のあり方を尊重しながら、グループホームの発展という目標に向けて活動する組織として、「大阪認知症高齢者グループホーム協議会」は設立されました。
今後は、各グループホームのさらなる飛躍に貢献することはもちろん、礎になる組織として、活動していきます。





大阪認知症高齢者グループホーム協議会 倫理綱領

 私たちグループホームで働くすべての者は、認知症によって自立した生活が困難になった方々の安心と尊厳のある生活を守るために力を尽くすことに、使命感と誇りを感じています。
 私たちは利用者の利益を守ることを第一に考え、自らの行動の規範として以下の倫理綱領を守ることを誓います。このことは、利用者の生活を守ると共に、グループホームに対する社会の信頼感を高め、ひいてはグループホーム事業の存続と発展に資するものと信じます。
 認知症になっても住み慣れた町でふつうの生活を続けることができるグループホームが、多くの地域で生まれ、明るい長寿社会づくりに役立つようにしたいという私たちの夢が実現することを心から願っています。

1.
私たちは、利用者のプライバシーを守り、安心と尊厳のある生活を実現するよう努めます。
2.
私たちは、利用者が主体的な決定を行なえるよう支援し、その決定を尊重します。
3.
私たちは、利用者が安らぎと自信を感じることができ、かつ安全と衛生が保たれた環境で生活ができるよう援助します。
4.
私たちは、利用者がその能力を最大限に発揮できるように努め、適切な介護を継続的に行うとともに、適切な医療が受けられるよう援助します。
5.
私たちは、利用者が家族や大切な人との通信や交流がはかれるよう支援します。
6.
私たちは市民に情報提供を行い、またグループホームを地域に開かれたものにするとともに、利用者が地域社会の一員として生活することを支えます。
7.
私たちは、暴力や虐待および身体的精神的拘束を行いません。
8.
私たちは、いかなる理由においても差別は行いません。
9.
私たちは、苦情を前向きにとらえ、職員チームが一体となってより良いサービスにつながるように努力します。
10.
私たちは、常に質の高いサービスが提供できるよう研修・研究に励み、専門性の向上に努めます。
11.
私たちは、この事業の社会的責任を認識し、営利主義のみにとらわれず常に利用者の利益を守ることを第一に考えるとともに、健全な運営によってサービスの継続性を確保するよう努力します。
 

大阪認知症高齢者グループホーム協議会




大阪認知症高齢者グループホーム協議会役員名簿
任期:平成15年度〜平成16年度