認知症について

認知症とは

ある日、自分が今までの自分でないと不安になる。自分の家族が今までと様子が違うと感じる。――
「もしかして認知症?」

認知症とは、いったん発達した知能がさまざまな原因で低下している状態を指します。記憶をはじめ、思考、理解、計算、学習、言語、判断、見当識、自己抑制などの一部、もしくは全部において障害が生じます。言い換えれば、脳の働きが悪くなったり、脳の細胞が壊れたりして「生活するうえで継続して支障が出ている状態」です。

認知症を引き起こす病気は大きく2つに分けられます。
ひとつめは、脳の神経細胞が徐々に壊れていく「変性疾患」と呼ばれるもの。アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、レビー小体病などがこれにあたります。
ふたつめは、脳の神経細胞に酸素や栄養が行きわたらなくなる「脳血管障害」。脳梗塞(脳の血管が詰まる)、脳出血(脳の血管が破れる)、脳動脈硬化症(脳の血管が硬くなる)などが挙げられます。
いずれも早期診断・早期対応が重要です。

認知症施策推進総合戦略(通称:新オレンジプラン)とは

わが国では、高齢者の約4人に1人が認知症、またはその予備群であるとされています。今後、高齢化の進展に伴い、認知症の人はさらに増加してくと予想されています。
認知症の人を、単に「支えられる側」と考えるのではなく、認知症の人が認知症とともに、よりよく生きていくことができる環境整備が必要とされています。
「認知症施策推進総合戦略(通称:新オレンジプラン)」は、下記の7つを政策の柱とし、認知症の人の意志が尊重され、できるかぎり住み慣れた地域のよい環境で、自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目的としています。